ブブゼラ公園

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おすすめの透明水彩技法書

 

近況

先日、CHIKKAPPART様主催のアクアリウム展に行ってまいりました。

とても素敵な絵が沢山見れて眼福でした。在廊されていた作家様方に直接感想をお伝えできたのは展示の醍醐味ですね。

 

そこでかの有名な最高級透明水彩・シュミンケの試し塗りが出来たのですが、この発色の良さがやばいのなんの!

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写真じゃ伝わりにくいのですが、塗りながら常に「何これ目が勝手に彩度+20掛けてる?」ってくらい鮮やかな色合いと透明感で、最高級の名は本物だ!と実感しました。塗るだけで感動!トランスペアレントオレンジが永山裕子さんの本でラー油みたいな色って表現されてたけど本当にラー油色で感動しました。

 

高校生の頃「ちょっと放置したら揮発してカスカスになるコピックより水で溶けばいつでも好きな色作れる絵の具の方がコスパいいんじゃ…」と思って以来透明水彩には大変お世話になっております。一度出したら固めてまた使えるのが本当に便利だし、ホルベインのオペラを初めて使った鮮やかさの感動は今でも忘れてない。デジ絵環境の整った今でも塗り心地と発色の綺麗さがお気に入りで水張りと線画転写メンドクセー!と思いながらもたまに使ってます。

ということで今回は今までお世話になってきたおすすめの透明水彩技法書の紹介です。

えっ肝心の私の画力?過去絵見て下さい(震え声)好きな本を紹介したいだけなんだ…上手い人の技法書って画集としての価値も高いし!

 

透明水彩で描くお菓子

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可愛い〜〜〜〜!!!

見本の絵が綺麗なのは勿論、それぞれの工程に使用した画材、色、技法がちゃんと描かれてるのでとても分かりやすいです。

あと「どこをどう描けば美味しさや食感が伝わって見えるか?」にスポットを当てた解説が多いのはこの題材ならでは感。

表紙の苺菓子のメイキングだけが載ってないのはちょっと残念ですが、本当に絵が可愛いので見てるだけでやる気出ます。ついでに出てきたお菓子の一部レシピも載ってます。

 

もういちど 透明水彩を始めよう。 基本の12のレッスン

もっと透明水彩を楽しもう。 描きたくなる12レッスン

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永山裕子さんのガチファンなのでこの方の本は大体持ってるしどの本も作業工程載ってるのでファンなら全部買うべし!って気持ちなのですが強いて厳選するならこの二冊ですかね。

「もういちど~」の方はモチーフの見方や透明水彩で一つの対象を描く過程を丁寧に解説していて、「もっと~」の方はデッサン面に触れつつモチーフが複数ある場合の考え方、背景の入れ方、画材の選び方、マスキング液や塩を使った技法などといった一歩進んだ場面まで解説されています。

永山さんはシュミンケを愛用されてますがこちらの本では目安となるホルベインの絵の具も載ってるので初心者の方もとっつきやすいのではないでしょうか。

 この方の作品との向き合い方にご興味がありましたら透明水彩の50作品とキーワードもおすすめです。絵がめちゃくちゃ上手い方が何を考えてるか知ることができてめちゃ面白かったです。というかこの方の絵が好きすぎるから著書全部おすすめ!

 

個人的な意見

水彩でコミックイラスト描きたい人は好きな水彩絵師さんが載ってるエスかスモールエスのバックナンバー買うのが一番じゃないかなあと思います。

ツイッターでも言いましたが水彩苦手な方は筆と紙いろいろ試した方がいいと思います。マジで描き心地全然違うので世界変わります。

自分のお薦めはアルシュ水彩紙とぺんてるのネオセーブル筆です。水筆は呉竹の水筆です。どうぞ宜しくお願いいたします。