ブブゼラ公園

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シマリスの思い出

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昔、シマリスを飼ってました。

基本的に黒目がちな生き物は大体好きですが、シマリスは群を抜いて可愛いと思います。ぱっちりお目目を引き立たせる目元の白いラインやまあるい背中に沿ったシマシマ、ふわふわの長い尻尾と何から何まで可愛いと思います。

我が家ではシマリスを合計三匹育てた記憶があります。上記の写真は2番目に飼った子です。2004年の写メにしては綺麗に撮れてない?可愛くない?

以下、各リス毎の思い出話。明るい話ばかりではないですがどっかに書き留めたかったので。

 

 

ミントちゃん(1st)

最初にシマリスを飼ったのは小学2〜3年の時くらいでした。友達がハムスター飼ってたのをキッカケにペットショップに行ったらシマリスの方に惚れてしまったという経緯だった気が。

お利口でよく懐いてくれて撫で撫でさせてくれるかわいい子でした。しかし彼女、飼い始めてから僅か2週間程でお星様になってしまいました。

校区の運動会か何かで家族全員家を空けてる間にだったみたいです。エサやお水はしっかり与えていたのですが…

だったみたいです、というのは私より先に父親が家に帰って気づいたのが最初だったからです。

この時の親父の行動が余りにもトチ狂ってて、私が悲しむと思ってペットショップで代わりのシマリスを購入してすり替える→母親が帰ってきてリスが微妙に異なっていることに気づいて父親に真相を聞き出す→そんなの娘の教育にならないと替えのリスを返品(当然だがペットショップにしこたま怒られたらしい)→片付けとか全部終わらせた私がようやく帰ってきて大泣き、という経緯がありました。

…もし母親が気づかなかったら父親は死体をどうするつもりだったんだろ。てかペットすり替えてもバレないと暗に思われてるところとか私が当時小学生だからって余りにも人を舐めすぎです。悲しみにくれて泣いてる間も出前取るから元気出してとか言ってきた記憶があるし、こんな狂人と同じ血を引いてるなんて嫌な現実ですね。

…父親の悪口になってしまいました。ミンちゃんの余りにも早すぎる死に自分が何か間違った育て方をしたのかと悩みましたが、後々大元のペットショップが評判よくなかった事を知りました。小動物はか弱い生き物なんだから人のエゴで飼う以上幸せいっぱいな環境で天命を全うして欲しいし、させたいですね。

 

ミントちゃん(2nd)

冒頭写真の子。ちなみにこの写真、雑誌のペット自慢コーナーに載ったことがあります。

今度は長生きして欲しいと言う想いで無邪気に死んだ子と同じ名前付ける小学生の自分、今振り返るとエグい。父親が倫理観欠いてるだけありますわあ。

このミンちゃんが触らせてくれないわめちゃめちゃすばしっこいわで床材変えようとする度に脱走しては一時間は帰ってこないし無理に捕まえようとすると長い歯でガチ噛みしてくるわでとにかく手を焼きました。ドワーフボールに入れて室内お散歩させてあげたりしたのですが自力でドワーフボールのフタ開けて大脱走決める暴れっぷり。おてんばで済ませられるレベルじゃねーぞ

でも眠ってる間はなでなでさせてくれたから一応懐いてはくれてた模様。調べたところリスのなつき具合は個体差が大きいみたいです。

一番やばかったのは餌替えの際に脱走→たまたま窓が空いてた→隣家に突入した時でした。当時マンション住まいで隣家の構造が自宅とあまり変わらない+そこの家がハムスター飼っててペットに理解があったから入れてもらえた上に手こずりませんでしたが、隣人宅の庭まで行った時はもう戻ってこないんじゃないかと泡吹きそうになりました…庭まで行ったところでお腹が減ったのか好物が入ったドワーフボールに入ってくれたので連れて帰れました。嗚呼思い出しただけでヒヤヒヤします。

このじゃじゃ馬ミントちゃん、餌の好みが特徴的でナッツ類より果物をあげると喜んでました。ナッツも好きだけどクルミが一番好きな高級志向。

当時生活の授業でいちごを育てたのですが、とても美味しい果実が採れたのでミンちゃんにあげたら今までに無い程嬉しそうに食べてくれて、その時の様子が今でも忘れられません。こんなに小さいし会話もできないけれど美味しい気持ちを共有できていることが理屈抜きで伝わってきて、この子を飼うことができて良かったなあと心から思いました。

彼女は9歳まで生きてくれました。小学生の私はいつの間にか高校生になってました。今でも飼ってたシマリスと言えば彼女の印象が強いです。

 

ハルくん(3rd)

セカンドミンちゃんをお迎えした翌年に飼い始めた初の男の子シマリス

かわいいけど買った日の帰りに箱の中でおもらしするわ声掛けるとそんなにびっくりさせた?!ってぐらいめちゃめちゃ動き回るわで動くタイプのビビりBOYという印象。

とにかく走るの大好き動き回るの大好きな健康的典型的シマリスBOY。好物はアーモンドやピスタチオといったナッツ類。ミンちゃんとは逆にクルミやフルーツはそこまで好みませんでした。

彼も素早すぎて抱っこさせてくれなかったんですが、母親がケージの隙間から指入れて股間よしよししてあげると大人しくぽけーっとすることを発見。リスもそこを触られると気持ちいいのか…?ってかうちの母親はリス相手になんでそんなことしたんだ?!

ミンちゃんと同じく9歳まで生きました。ミンちゃんがお星様になった翌年にハルくんも逢いに行ったようです。三匹ともシマリスの星で幸せに暮らしてて欲しいですね。

 

 思い出お絵描き

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だいぶ前からセカンドミントちゃんだけは人間だったらこんな感じだろうな、というイメージが頭の中で固まってたので思い切って描いてみました。名前にちなんでミントグリーンのボレロを着ています。しかし上半袖なのにタイツにモコモコブーツって季節感どうなってんだ?自分でこれがいいと思って描いたんだけどさ

思い出に因んで苺を持たせてみました。実際のシマリスと比較するとこれくらい大きいのが妥当かなあ。スカートがこの色だと苺と同化しちゃうのは予想できてたのですがどうしてもこのフューシャピンクっぽい色にしたかった。

尻尾の花飾りは友達のお母さんがかぎ針編みでミンちゃん用に編んでくれたのを思い出して描いてみました。実際触らせてくれなかったから付けようがなかったしリスの尻尾はちぎれたらおしまいなのでどっかに引っかかって事故を起こさない為にも付けなくて正解だったのですが、彼女にまつわる思い出の一つということで。

桜を描いたのは桜の木の下に亡骸を埋めたからです。毎年満開の桜が咲いてます。

 

こうやって思い出してるとまたシマリスを飼いたいなあと思いつつも浮かんでくるのが「今まで飼ったペットが増えると相対的に一匹の印象が薄らいでくる/個体によってどうしても思い入れの差が出てくる」問題。以前ぬいぐるみの記事で触れた問題に近いですが、こっちはガチで生命を扱ってる分悩みが深い。人によりけりとは思いますが、私はどうしてもこの問題に突き当たってしまいます。

現に今もセカンドミンちゃんが一番心に残っていますが、みんな共に歩んできた家族なだけにあまり特定の子だけ思い返したりとか不公平な気がするんですよね…そして今新しい子を飼ったらそっちに意識が取られちゃうであろうことは容易に想像が付きます。こういう気持ちに自分なりの対処法を思いつくにはまだまだ時間がかかりそうです。気持ちに折り合いを付けられた時、ようやく自分に新しくペットを飼う資格があると実感できるんだと思います。

 

追記は作業工程写真とか

下絵兼着彩ラフ

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線画を描いてざっくり黄色で下塗り

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塗り始めて三時間経過。ウェブカメラテストを兼ねて配信しながらでした。

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キャラ塗りほぼ完了

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背景色悩んだのでツイッターでアンケート取った結果黄色にしました。

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結構小さい絵なので細かい塗りが大変でした

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尻尾の花飾りとか思いっきり尻尾の茶色はみ出た後に不透明で隠蔽したのでいい加減マスキング液買った方がいいな…と思いました。

女の子ミンちゃんのデザインは気に入ってるのでまた描きたいな。ミンちゃんお空で喜んでくれてるかな。